こどもたちの生活

年長さんがイスを作りました

昨年度までの年長児も取り組んでいた“イスづくり”
今年度の年長さんに「年長になってやりたいことは?」と聞いてみると「イスづくり!」と、ほとんどの子どもたちが“自分たちも年長になったらやりたい!”という思いを育てていました。
そして、ついに1月からイスづくりがスタート♪

今までにも釘打ちや木工の経験を積み重ねてきた子どもたちですが、イスづくりでは

・何本もの長さや幅の違う木材を、見本を見ながら自分たちで組み立てる
・ボンドをぬって組み立て、乾いてから釘を打つ
・釘が曲がってしまったら、自分で抜いてもう一度打ち直す

などなど、今までの経験を活かして自分たちで使うイスを作り上げることをねらいとして取り組んでいます。

釘をよく見て打つ!

釘が曲がったら抜いて、もう一回

端と端を合わせて慎重に…

たくさん打ったから上手になってきた

やすりがけは大変だ

細かいところまで全部やるぞ

また、もう一つ、“自分で計画を立てて根気よく取り組むこと”、というねらいもあります。

みんなで一斉に作るのではなく、それぞれのペースで8つある工程を進めていきます。
「今日は④の工程をしよう」「まだ⑤の工程が終わっていないから、今日やるか、明日にするか」「時間がかかるかもしれないから、早めにやっておこう」「今日は遊びたいから、昼食後にやろう」
イスづくり用のカレンダーを見ながら、遊びや生活の見通しをもって計画を立てていきます。
時には遊びに夢中になり、「あ、もうあと一回しかチャンスがない」「思ったよりも時間がかかって終わらなかった」という子もいますが、それも“経験”。「今度は早めにやろう」「毎日カレンダーをみよう」と子どもたち自らが考えて計画できるようになっていきます。

今日の予定は…

完成に向けてがんばるぞ

みんなの力の結晶です!

子どもたちのたくさんの思いが詰まったイスが、卒園後も子どもたちの心と体を受け止めてくれますように。

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